2019年11月16日
□ エルサレムと4つの覇権国家
エルサレムは、イスラエルの王ダビデとその子ソロモンによって建設された都です。そのエルサレムを最初に支配した異邦人は、バビロニヤのネブカデネザル王でした。そして、神の歴史計画の中で、エルサレムの支配者は、バビロニヤからメディヤ・ペルシヤ、そしてギリシヤへと移り、最後は「第四の国」です。
□ 第四の国
第四の国は、歴史上、まず「古代ローマ帝国」として出現しました。ローマの法制度、統治組織、軍団編成、そして国家観といった、その中核的な要素は、その後の覇権諸国に引き継がれ、今もなお脈々と生き続けています。聖書の預言では、「ローマ」とは言わずに、「第四の国」と呼ぶのは、そのためであろうと思われます。つまり、古代ローマ帝国から現代に至るまで、第四の国の時代が続いているのです。
□ 第四の国の次は、メシアの王国
第四の国の時代の末期が、7年間の大患難期です。この大患難期をもって第四の国の時代は終わり、地上にメシアの王国が建てられます。
□ 4つの覇権国家の首都は、すべて、バビロン
バビロニヤから第四の国まで、4つの覇権国家には、一つの大きな共通点があります。それは、すべて首都が「バビロン」であるということです。
- バビロニヤの首都は、バビロンです。
- メディヤ・ペルシヤの居城があった場所は、スサ(シュシャン)です。しかし、バビロニヤを打倒した後も、首都はそのままバビロンとしました。
- ギリシヤのアレキサンドロスはマケドニヤの王でしたが、ペルシヤを征服した後はバビロンを王都とし、そこで32歳の人生を終えました。
- 第四の国の最後の王は、反キリストです。大患難期の後半3年半に全世界を支配する王となります。このとき首都はバビロンになると、聖書は預言しています。
□ 本日の内容
世界史は、エルサレムとバビロン、この二つの町を軸に展開されていきます。前回と今回の2回にかけて、神の歴史計画の全体像を、ダニエルの預言から学びます。
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