福岡バイブルスタディ(福岡集会)

メシア的キリスト論 / 預言者 / エレミヤ23:5〜6 王なるメシアの預言

2016.02.29

カテゴリー:y メシア的キリスト論

2016年2月20日

見よ。その日が来る。-主の御告げ- その日、わたしは、ダビデに一つの正しい若枝を起こす。彼は王となって治め、栄えて、この国に公義と正義を行う。その日、ユダは救われ、イスラエルは安らかに住む。その王の名は、「主は私たちの義」と呼ばれよう。(エレミヤ23:5〜6)

 

■ダビデの子孫から王となる人物が登場する

この預言は、ダビデの子孫である、ひとりの男性を指しています。彼は王として統治します。この王には、本来は神にしか用いられない「主」(YHVH、ヤハウェ)を含む名前が与えられます。「ヤハウェは我らの義」という名前です。

ユダヤ人が子どもの名を付けるときに、「主」を織り込むことは珍しくありません。たとえば、イザヤは「主は救い」、エレミヤは「主は建て上げる」という意味の名前です。ただし、四文字すべてを織り込むのではなく、通常は2文字。多くても3文字までです。

この預言では、ダビデの子孫であるこの男性に、神の名「ヤハウェ」が用いられるということは、メシアは神であり同時に人である、ということを示しています。

神の名「ヤハウェ」

聖書の神は、ご自身の名を「ヤハウェ」であると言われました(出3:15)。その名前が何を意味するかは、すぐ直前の箇所で、「わたしはある」という名であると説明されていますから、「存在する」とか、「自立する」という意味合いであると言えます。明らかに偶像の神や、太陽や月、山や岩、鳥や獣といった被造物を神として拝むことの対極にある神概念です。

■神の名には「ヤハウェ」を含むいろいろな名がある

聖書の神は、「ヤハウェ」というひとつだけの名前の持ち主ではありません。出エジプト記の中だけでも、「ヤハウェ・ロフェハ(主、あなたを癒す者)」(出15:26)、「ヤハウェ・ニシ(主はわが旗)」(出17:15)、「ヤハウェ・マカディシェヘム(主、あなたがたを聖別する者)」(出31:13)などがあります。

■「ヤハウェの使い」は受肉前のメシア

旧約聖書の中で「ヤハウェの使い」(新改訳聖書では「主の使い」と訳されています)が多くの箇所で登場します。このお方は天使ではありません。三位一体の神の第二位格、子なる神、すなわち受肉前のメシアです。

また、このお方は、出14:19では、「神の使い」として登場して、追跡してきたエジプト軍を壊滅させます。ヨシュア5:13〜15では、「主の軍の将」として登場し、ヨシュア6:20ではエリコの城壁を破壊しました。

出23:20〜23では、神は「わたしの使い」について、「わたしの名がその者のうちにある」と言われました。これは「わたしの使い」には神の本質がある、すなわち神ご自身であるということを指しますが、エレミヤ23:6の預言では文字通り、メシアの名前の中にヤハウェの名が現われたのです。メシアは神が人となられたお方です。イエス・キリストは、神であり人である御方です。

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