ウィリアム・S・クラーク博士(1826.7.31〜86.3.9)は、1876年開拓使長官・黒田清隆に招かれて札幌農学校の教員に就任します。
長官から道徳も教えてほしいと要請された時、クラークはこう答えました。「聖書を教えることが唯一の道徳教育です。」
授業で聖書を教えることは認められませんでしたが、キリスト教伝道は許され、横浜到着早々購入した英語版聖書(50冊)を全学生に贈呈し、日曜日にはバイブルクラスでキリスト教の核心を伝えました。
わずか8か月の在任でしたが、直接学んだ第一期生だけでなく、彼が去った後に入学した第二期生(内村鑑三、新渡戸稲造など)にも衝撃的な影響を与えました。さっぽろ羊ケ丘展望台にある「丘の上のクラーク」像、右手を挙げるポーズは、「遥か彼方にある永遠の真理」を指しており、そこに向かって『少年よ大志を抱け(Boys, be Ambitious)』の思いが込められています。
さて、7月3日の恵比寿マンデイは、13時〜15時の間「恵比寿カルフール」で開催します。
東京定例会講解メッセージは、「ヨハネの黙示録」が完結し、7月から「ヘブル人への手紙」に変わります。その第1回メッセージをみんなで分かち合いましょう。
皆様のお越しをお待ちしております。