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練馬桜台聖書フォーラム

千年王国レジュメ(8)2017年 12/23

2017.12.30

カテゴリー:千年王国, 学び

千年王国レジュメ(8)2017年12/23


アブラハムはすでに死者の復活を信じていた

ダビデ契約で神さまは3つ、4つの永遠のことを約束された(ただし「永遠」の意味とは…)

ダビデ契約の継承者には2つの流れがあった

メシアの家系が絞られてきた(プチ系図解説)

 

2013年フルクテンバウム博士セミナー『聖書は千年王国について何を教えているか』テキスト) を学んでいます。

 

千年王国レジュメ(1) 2017年9/9
Ⅰ.千年王国を信じる根拠 A.ユダヤ的契約の中には、成就していない約束がある。 B.預言者が語った預言の中には、成就していない預言がある。 C.まとめ

千年王国レジュメ(2) 2017年9/23
Ⅱ.千年王国の一般的な特徴 A.詩篇15:1~5 B.詩篇24:1~6 C.イザヤ書2:2~4 D.イザヤ書11:6~9 E.65:17~25 F.ミカ書4:1~5 黙示録20:1~3

千年王国レジュメ(3) 2017年10/14
Ⅲ.メシア的王国の統治形態 A.王:メシアである主イエス 1.王座の設立 詩篇、イザヤ、エレミヤ、ゼカリヤ、ルカ 2.メシアの統治の特徴 黙示録、詩篇、イザヤ

千年王国レジュメ(4) 2017年10/28
Ⅲ.メシア的王国の統治形態 B.異邦人部門の統治形態 1.教会時代の聖徒と、大患難時代の聖徒 2.王たち C.ユダヤ人部門の統治形態 1.ダビデ:王であり君主 2.12部族を統治する12使徒 3.首長たち(高官たち、君主たち) 4.さばきつかさたちと議官たち(参議たち) 5.異邦人を統治するイスラエル

千年王国レジュメ(5) 2017年11/11
Ⅳ.メシア的王国におけるイスラエル A.イスラエルの最終的回復の4つの側面 1.イスラエルの国家的新生 (1)土台:新しい契約 (2)預言の進展

千年王国レジュメ(6) 2017年11/25
Ⅳ.メシア的王国におけるイスラエル A.イスラエルの最終的回復の4つの側面 2.イスラエルの帰還 (1)土台:土地の契約 (2)預言の進展

千年王国レジュメ(7) 2017年12/9
Ⅳ.メシア的王国におけるイスラエル A.イスラエルの最終的回復の4つの側面 3.土地の所有 (1)土台:アブラハム契約 (2)預言の進展

 

 

フルクテンバウム博士のメッセージを中川健一牧師がわかり易く通訳してくださったセミナーの内容を基に作成しています。

以下、赤色の聖句ダビデ契約のうち歴代誌第一の聖句です。
ロイヤル・ブルー色の聖句ダビデ契約のうちサムエル記第二の聖句です。
青色の聖句はテキストでみていく聖句です。
紫色の聖句は2回目にでてきた聖句、または参考聖句です。

緑色の文章は補足説明です。
黒色の文章がセミナーの説明文です。

興味のあるところはリンク先もご覧になってみてください。

 

千年王国に関する3つの説とその歴史的変遷、聖書的吟味については、中川健一牧師著 『1日でわかる「千年王国論」』 テキスト1000円CD6枚付2500円ダウンロード版2500円、ハーベスト・タイム・ミニストリーズ を是非お買い求めください。

 

「千年王国The Millennium」と「メシア的王国The Messianic Kingdom」の意味は全く同じです。

Ⅳ.メシア的王国におけるイスラエル Israel in the Messianic Kingdom

 

 

A.イスラエルの最終的回復の4つの側面 The Four facets of the Final Restoration of Israel

 

3.土地の所有のつづき

(1) 土台:アブラハム契約 The Basis: The Abrahamic Covenant

 

(2) 預言の進展 The Prophetic Development

前回のつづき、セミナーテキストにはありません。

 

死者の復活について
マタイ22:23~33
マタ 22:23 その日、復活はないと言っているサドカイ人たちが、イエスのところに来て、質問して、22:24 言った。
「先生。モーセは『もし、ある人が子のないままで死んだなら、その弟は兄の妻をめとって、兄のための子をもうけねばならない』と言いました。22:25 ところで、私たちの間に七人兄弟がありました。長男は結婚しましたが、死んで、子がなかったので、その妻を弟に残しました。22:26 次男も三男も、七人とも同じようになりました。22:27 そして、最後に、その女も死にました。22:28 すると復活の際には、その女は七人のうちだれの妻なのでしょうか。彼らはみな、その女を妻にしたのです。」
22:29 しかし、イエスは彼らに答えて言われた。
「そんな思い違いをしているのは、聖書も神の力も知らないからです。22:30 復活の時には、人はめとることも、とつぐこともなく、天の御使いたちのようです。22:31 それに、死人の復活については、神があなたがたに語られた事を、あなたがたは読んだことがないのですか。22:32 『わたしは、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあります。神は死んだ者の神ではありません。生きている者の神です。」
22:33 群衆はこれを聞いて、イエスの教えに驚いた。
これはイエスとサドカイ人の議論です。

紀元1世紀のユダヤ教にはサドカイ派とパリサイ派があり、それぞれ違うことを教えていました。

死者の復活があるかどうか

パリサイ人たち:メシアが到来すると死者の復活があると信じていました。
サドカイ人たち:死者の復活を信じていませんでした。

サドカイ人たちは、パリサイ人たちを揶揄する時の馬鹿げた質問をイエスさまにします。
「イエスさま、神学的問題を一つ抱えているのですが答えを教えてくださいませんか。
或る夫婦に7人の息子がいました。長男が結婚しましたが子をうまないうちに長男は亡くなりました。モーセの律法によれば次男がこの女性と結婚して名を残さなくてはならないのでそうするのですが、次男も子を残さないで死にました。3番目も、そして7人が順に彼女と結婚して全員死に、やがて彼女も死にます。復活の時にこの女性は誰の妻になるのでしょうか?全員が結婚していたのですが。」と言うのです。
(ここでフルクテンバウム博士のジョーク。割愛します。)

 

まずイエスさまが何をしていないのかに注目しましょう。

 

旧約聖書で死者の復活を教えている典型的な聖句が3箇所あります。

ダニエル書12:2
ダニ 12:2 地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。
ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。
Dan12:2 And many of them that sleep in the dust of the earth shall awake,
some to everlasting life, and some to shame and everlasting contempt.(ASV)

 

イザヤ書26:19
イザ 26:19 あなたの死人は生き返り、
私のなきがらはよみがえります。
さめよ、喜び歌え。ちりに住む者よ。
あなたの露は光の露。
地は使者の霊を生き返らせます。
Isa26:19 Thy dead shall live;
my dead bodies shall arise.

Awake and sing, ye that dwell in the dust;
for thy dew is as the dew of herbs,
and the earth shall cast forth the dead.

 

ヨブ記19:25~26
ヨブ 19:25 私は知っている。
私を贖う方は生きておられ、
後の日に、ちりの上に立たれることを。

19:26 私の皮が、このようにはぎとられて後、
私は、私の肉から神を見る。

Job19:25 But as for me I know
that my Redeemer liveth,
And at last he will stand up upon the earth:

26 And after my skin, even this body, is destroyed,
Then without my flesh shall I see God;

 

これらの典型的な死者の復活の箇所を、イエスさまは引用していません。

引用しない理由があるのです。

パリサイ派とサドカイ派では聖書に対する取り組み方が違います。

旧約聖書と私たちが呼んでいるへブル語の聖書は、トーラー・預言書・その他の諸書、と言われる3つの部分からできています。
パリサイ人たち:その3つのどこからでも主要な教理を打ち立てて良い
サドカイ人たち:主要な教理はモーセの五書からであり、それ以外からは無効
トーラーから導き出された教理をより詳しく説明するために預言書や諸書を使うのはよいのですが、教理そのものはトーラー(モーセ五書:創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)からでなければならないというのがサドカイ派の考え方です。
サドカイ人たちが死者の復活を信じなかった最大の理由はモーセ五書に死者の復活が書かれていないからです。

 

(上記聖句の)ダニエル書、イザヤ書、ヨブ記を引用して死者の復活を証明したとしてもパリサイ人には有効ですが、サドカイ人には意味がないので、イエスさまは引用しませんでした。

 

 

マタイ22:32
マタ 22:32 『わたしは、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあります。
神は死んだ者の神ではありません。

生きている者の神です。」
Mat22:32 I am the God of Abraham, and the God of Isaac, and the God of Jacob?
God is not the God of the dead,
but of the living.
イエスさまはここで、モーセが聞いた言葉を引用しています。

それは
出エジプト記3:6
出 3:6 また仰せられた。
わたしは、あなたの父の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」
モーセは神を仰ぎ見ることを恐れて、顔を隠した。
神はモーセに自分のことをアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と宣言されました。

旧約聖書でアブラハム契約を結んだ神であると言う時にこの言い方を使います。
私たちは「アブラハム契約」という単純な言葉を使いますが、
旧約聖書ではそれを「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」という言い方で表現するのです。

 

では、アブラハム契約のどこで神が復活を預言しているのでしょうか。

非常に単純な原則:
*神が或る人に約束をし、成就する前にその人が死んだのなら、神はその人をよみがえらせてその約束を成就する責任があります。
*神がたてられた約束は、神が契約を与えたその相手に対して必ず成就します。

 

ヘブ11:17~19
ヘブル 11:17 信仰によって、アブラハムは、試みられたときイサクをささげました。
彼は約束を与えられていましたが、自分のただひとりの子をささげたのです。
11:18 神はアブラハムに対して、「イサクから出る者があなたの子孫と呼ばれる」と言われたのですが、11:19 彼は、神には人を死者の中からよみがえらせることもできる、と考えました。
それで彼は、死者の中からイサクを取り戻したのです。
これは型です。
神がアブラハムにイサクを捧げよと言った時のアブラハムの考え方が解説されています。

なぜアブラハムはイサクの喉に剣を突き立てようとすることができたのでしょうか。

神は契約を守るお方であるという体験がアブラハムには積み重なっていました。
しかし、神がイサクに与えた幾つかの約束は、この段階では成就していません。
アブラハムの考え:もしイサクが死んだのなら、神はイサクに与えた約束を成就するためにイサクをよみがえらせなければならない。
(アブラハムは激しい葛藤の中で死者の復活信仰を見いだしました。)

 

 

神さまが与えた約束は、その人が死んでいたならその人をよみがえらせることによって成就しなければなりません。

神はアブラハム、イサクに土地の約束をしました。
しかし彼らはほとんど何も持たず死んでいます。
土地の約束を成就させるためには神がアブラハム、イサクらをよみがえらせて約束の地に連れ戻すということが条件になります。

まさにそのことをイエスさまは預言していました。
マタイ8:11
マタ 8:11 あなたがたに言いますが、たくさんの人が東からも西からも来て、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブといっしょに食卓に着きます。
彼らは東・西・北・南からやってきて、アブラハム、イサク、ヤコブとともに食卓に着くという約束です。

アブラハム、イサク、ヤコブは復活し、千年王国で食卓に着いているということです。

 

 

 

 

セミナーテキスト29ページ

4.ダビデの王座の回復
The Restablishment of the Davidic Throne

 

(1)土台: ダビデ契約
The Basis: The Davidic Covenant

ダビデ契約は2箇所にあり、非常に似ていますが大きな違いがあります。

 

背景:ダビデ王が神のために神殿を建てたいと願います
2サム7:1~10
Ⅱサム 7:1 王が自分の家に住み、【主】が周囲のすべての敵から守って、彼に安息を与えられたとき、7:2 王は預言者ナタンに言った。「ご覧ください。この私が杉材の家に住んでいるのに、神の箱は天幕の中にとどまっています。」7:3 すると、ナタンは王に言った。「さあ、あなたの心にあることをみな行いなさい。【主】があなたとともにおられるのですから。」 7:4 その夜のことである。次のような【主】のことばがナタンにあった。7:5 「行って、わたしのしもべダビデに言え。【主】はこう仰せられる。あなたはわたしのために、わたしの住む家を建てようとしているのか。7:6 わたしは、エジプトからイスラエル人を導き上った日以来、今日まで、家に住んだことはなく、天幕、すなわち幕屋にいて、歩んできた。7:7 わたしがイスラエル人のすべてと歩んできたどんな所ででも、わたしが、民イスラエルを牧せよと命じたイスラエル部族の一つにでも、『なぜ、あなたがたはわたしのために杉材の家を建てなかったのか』と、一度でも、言ったことがあろうか。7:8 今、わたしのしもべダビデにこう言え。万軍の【主】はこう仰せられる。わたしはあなたを、羊の群れを追う牧場からとり、わたしの民イスラエルの君主とした。7:9 そして、あなたがどこに行っても、あなたとともにおり、あなたの前であなたのすべての敵を断ち滅ぼした。わたしは地上の大いなる者の名に等しい大いなる名をあなたに与える。7:10 わたしが、わたしの民イスラエルのために一つの場所を定め、民を住みつかせ、民がその所に住むなら、もはや民は恐れおののくことはない。不正な者たちも、初めのころのように重ねて民を苦しめることはない。

 

 

以下、ダビデ契約の2箇所の聖句を並記したいのですが、横に並べるのは無理なので交互に並べます。

ダビデ契約の第1の箇所
焦点:ダビデからうまれるソロモン
2サム7:11~16

ダビデ契約の第2の箇所
焦点:ダビデの子孫としてでてくるメシア
1歴17:10~14

 

Ⅱサム 7:11b さらに【主】はあなたに告げる。
『【主】はあなたのために一つの家を造る。』
2Sam7:11b Moreover Jehovah tells you that Jehovah will make you a house.
預言者ナタンが家houseという言葉でことば遊びをして神の言葉を伝えます。
神さまはダビデに、あなたが私のために(神殿)をつくるのではなく、わたしがあなたのために(王朝)(家系)をつくってあげよう、と言われたのです。

Ⅰ歴代 17:10b わたしはあなたに告げる。
『【主】があなたのために一つの家を建てる。』
1Chr17:10b Moreover I tell you that Jehovah will build you a house.
ダビデに永遠の王朝が約束されています。
これは同じです。

 

 

Ⅱサム7:12 あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎのを、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。
When your days are fulfilled, and you shall sleep with yours fathers, I will set up your seed after you, that shall proceed out of your bowels, and I will establish his kingdom.
ダビデの死後その供が王座を継承し王国を確立します。

Ⅰ歴代17:11 あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちのもとに行くようになるなら、わたしは、あなたの息子の中から、あなたの世継ぎのを、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。
And it shall come to pass, when your days are fulfilled that you must go to be with your fathers, that I will set up your seed after you, who shall be of your sons; and I will establish his kingdom.
ダビデの死後、息子たちの一人からでる孫が王国に立てられます。
第二サムエルではダビデの直属の子ども(ソロモン)でしたが、第一歴代誌では遥か先に登場する「ダビデの子」と呼ばれる一人の人物をさしています。
あなたの息子は複数形なので、何世代も先の者からメシアを送り出すという預言です。
つまりダビデの複数いる息子たちの中の孫の一人がメシアとして誕生するという預言です。

ダビデ、ソロモンと続く家系からメシアがでるのではありません。
ダビデにはもう一人、名前がナタンという息子がいました。
預言者ナタンと混同しないように、同じ名前ですが別人物です。
マリヤ(へブル語でミリアム)はこのダビデの息子ナタンの系図からでています。
イエスさまがマリヤからうまれたということは、ソロモンの系図ではなくナタンの系図からきたということです。

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クリスマスにちなみイエスさまの系図プチ解説

新約聖書の2箇所に書かれています。

母マリヤの系図(イエスから始まりアダムにさかのぼる)
ルカの福音書3:23~38は異邦人に、イエスは肉体的にアブラハムの子孫であり、ダビデの子孫であることを示す系図です。
ルカ3:23
教えを始められたとき、イエスはおよそ三十歳で、人々からヨセフの子と思われていた。このヨセフは、ヘリの子、順次さかのぼって、
「ヘリ」とはイエスの義父ヨセフの義父、つまりマリヤの父のことです。

ルカ3:31
メレヤの子、メナの子、マタタの子、ナタンの子、ダビデの子、
マリヤはダビデの息子ナタンの家系です。



義父ヨセフの系図(アブラハムから始まりイエスに至る)
マタイの福音書1:1~17はユダヤ人に、イエスのメシア性を証明するため、イエスは法的にアブラハムの子孫であり、ダビデの子孫であることを示す系図です。
マタイ1:6
エッサイにダビデ王が生まれた。ダビデに、ウリヤの妻によってソロモンが生まれ、

マタイ1:16
ヤコブにマリヤの夫ヨセフが生まれた。キリストと呼ばれるイエスはこのマリヤからお生まれになった。
マリヤの夫ヨセフはソロモンの家系なんですね。

 

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Ⅱサム 7:13 彼はわたしの名のために一つのを建て、わたしはその王国王座をとこしえまでも堅く立てる。
He shall build a house for my name, and I will establish the throne of his kingdom for ever.
ダビデの子ソロモンが神殿を建設します。

Ⅰ歴代17:12 彼はわたしのために一つのを建て、わたしはその王座をとこしえまでも堅く立てる。
He shall build me a house, and I will establish his throne for ever.
将来誕生するダビデの子孫の一人が神殿を建てます。
千年王国の神殿です。
(地上では預言者として、今は天で祭司として働かれているイエスさまが、王として働かれるのは再臨以降、地上の千年王国で、です。)

 

 

Ⅱサム7:14 わたしは彼にとってとなり、彼はわたしにとって子となる。
I will be his father, and he shall be my son:
神はソロモンにとってとなると約束されます。

Ⅰ歴代17:13 わたしは彼にとってとなり、彼はわたしにとって子となる。
I will be his father, and he shall be my son:
神がとなります。

 

 

Ⅱサム7:14bもし彼が罪を犯すときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。
If he commit iniquity, I will chasten him with the rod of men, and with the stripes of the children of men;
もしソロモンが罪を犯したら神はソロモンを罰すると言うのです。

第一歴代誌にはこれに対応する聖句がありません。
メシアなので罪を犯す可能性がないからです。

 

 

7:15 しかし、わたしは、あなたの前からサウルを取り除いて、わたしの恵みをサウルから取り去ったが、わたしの恵みをそのように、彼から取り去ることはない
But my lovingkindness shall not depart from his, as look it from Saul, whom I put away before you.
しかしソロモンからサウルの時のように恵みを取り去ることはない、と約束されます。

ダビデの前に登場したサウルという王さまの時は恵みが取り去られました。

 

*ソロモンとサウルの罪はどこが違うのでしょう?
サウルの罪:自分が捧げてはいけないいけにえを捧げたこと
サウル王はベニヤミン族なので祭司の資格はありません。
しかし、そのいけにえを偶像ではなくまことの神にささげたので、罪はありますがその重さはさほどではありません。
ソロモンの罪:聖書が語る最悪の罪、偶像礼拝
ソロモンはまことの神のために神殿を建てましたが、偶像の神々のためにさらに3つ神殿を建て、にせの外国の神々にいけにえをささげています。
ですからソロモンが犯した罪はサウルの罪よりもはるかに重いのです。

 

*なぜ神はサウルから恵みを取り上げ、ソロモンからは取り去らなかったのでしょうか?
理由:ソロモンはダビデ契約を継承していましたがサウルはそうではなかったからです。

Ⅰ歴代17:13b わたしはわたしの恵みをあなたの先にいた者から取り去ったが、わたしの恵みをそのように、彼から取り去ることはない
and I will not take my lovingkindness away from him, as I took it from him that was before you;

 

 

Ⅱサム7:16 あなたのとあなたの王国とは、わたしの前にとこしえまでも続き、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。」
And your house and your kingdom shall be made sure for ever before you: your throne shall be established for ever.
神はダビデに3つの永遠のものを約束します。
永遠の(王朝)、永遠の王国、永遠の王座です。

Ⅰ歴代17:14 わたしは、をわたしのとわたしの王国の中に、とこしえまでも立たせる。
彼の王座は、とこしえまでも堅く立つ。」
But I will settle him in my house and in my kingdom for ever;
and his throne shall be established for ever.
メシア自身も永遠にたてられるという約束が与えられます。
永遠の(王朝)、永遠の王国、永遠の王座が約束されました。
神さまはダビデ契約でこの4つの永遠のものを約束されました。

 

千年王国レジュメ(1) A.ユダヤ的契約の中には、成就していない約束がある。 3.ダビデ契約 参照)

 

ダビデ契約は、アブラハム契約の子孫に関する側面が拡大されたものです。

メシアは アブラハムの子孫から ➡ 12部族のいずれかから ➡ (ユダ部族から ➡) ダビデの家系から でることがここまでの聖句でわかってきました。

 

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Q:
Ⅰコリ 15:24 それから終わりが来ます。そのとき、キリストはあらゆる支配と、あらゆる権威、権力を滅ぼし、国を父なる神にお渡しになります。
とあるように、メシアの王座、王国は永遠ではないのではないですか?という質問が学びの参加者からだされました。

A:
旧約聖書のへブル語に、完全な意味での「永遠もしくは不朽(eternity, everlasting, forever)」という考え方を伝える語はありません。
へブル語の
「オラム」とは単に不確定な長い期間を意味し、文脈でその意味が判断されます(フルクテンバウム博士)。
ですから、キリストが国を父なる神にお渡しすること、メシア的王国が千年で終わるということに対して、ダビデ契約での約束「王朝、王国、王座が永遠である」ということは一定期間続くという意味であると解釈するならば、矛盾しないのではないかと思われます。

 

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(2) 預言の進展
The Prophetic Development

 

イザヤ書9:6~7
イザ 9:6 ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。
ひとりの男の子が、私たちに与えられる。
主権はその肩にあり、
その名は「不思議な助言者、力ある神、
永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
9:7 その主権は増し加わり、その平和は限りなく、
ダビデの王座に着いて、その王国を治め、
さばきと正義によってこれを堅く立て、
これをささえる。今より、とこしえまで。
万軍の【主】の熱心がこれを成し遂げる。
既にカバーしました。
千年王国レジュメ(3) Ⅲ.メシア的王国の統治形態 A.王:メシアである主イエス 1.王座の設立 参照)
以下同様

 

 

セミナーテキスト31ページ

イザヤ16:5
イザ 16:5 一つの王座が恵みによって堅く立てられ、
さばきをなし、公正を求め、
正義をすみやかに行う者が、
ダビデの天幕で、真実をもって、そこにすわる。
千年王国レジュメ(3)  参照)

 

 

エレミヤ23:5~6
エレ 23:5 見よ。その日が来る。
──【主】の御告げ──
その日、わたしは、
ダビデに一つの正しい若枝を起こす。
彼は王となって治め、栄えて、
この国に公義と正義を行う。
23:6 その日、ユダは救われ、
イスラエルは安らかに住む。
その王の名は、
『【主】は私たちの正義』と呼ばれよう。
千年王国レジュメ(3) 参照)

 

 

エレミヤ33:14~17
エレ 33:14 「見よ。その日が来る。──【主】の御告げ──その日、わたしは、イスラエルの家とユダの家に語ったいつくしみのことばを成就する。
33:15 その日、その時、わたしはダビデのために正義の若枝を芽ばえさせる。
彼はこの国に公義と正義を行う。
33:16 その日、ユダは救われ、エルサレムは安らかに住み、こうしてこの町は、『【主】は私たちの正義』と名づけられる。」
33:17 まことに【主】はこう仰せられる。
「ダビデには、イスラエルの王座に着く人が絶えることはない。
千年王国レジュメ(3) 参照)

 

 

ゼカリヤ14:9
ゼカ 14:9 【主】は地のすべての王となられる。
その日には、【主】はただひとり、御名もただ一つとなる。
千年王国レジュメ(3) 参照)

 

 

セミナーテキスト32ページ

詩篇89篇は非常に長い詩篇で、ゴールはダビデ契約の継続、特にダビデ契約の永遠性を繰り返し述べています。

詩篇89:3~4
詩 89:3 「わたしは、わたしの選んだ者と契約を結び、
わたしのしもべダビデに誓っている。
神はご自身がダビデと契約を結んだと言われます。
これがダビデ契約です。

89:4 わたしは、おまえのすえを、とこしえに堅く立て、
おまえの王座を代々限りなく建てる。」 セラ
その王朝と王座の永遠性が宣言されます。
ダビデの子孫が永遠であるがゆえに王座が永遠だと言われるのです。

 

詩篇89:29
詩 89:29 わたしは彼の子孫をいつまでも、
彼の王座を天の日数のように、続かせよう。
王朝と王座の永遠性が宣言されます。

 

詩篇89:34~37
詩 89:34 わたしは、わたしの契約を破らない。
くちびるから出たことを、わたしは変えない。
この契約が成就するという保証は神の性質にあります。

89:35 わたしは、かつて、わが聖によって誓った。
わたしは決してダビデに偽りを言わない。
この契約は必ず成就します。
神はダビデに嘘を言う方ではありません。

89:36 彼の子孫はとこしえまでも続き、
彼の王座は、太陽のようにわたしの前にあろう。
89:37 それは月のようにとこしえに、堅く立てられる。
雲の中の証人は真実である。」 セラ
ダビデの子孫とその王座はとこしえに堅く立つと約束されています。
太陽や月のように変わらない永遠に定められている契約であると神は宣言します。

 

 

 

アモス書9:11~12
アモ 9:11 その日、わたしは
ダビデの倒れている仮庵を起こし、
その破れを繕い、その廃墟を復興し、
昔の日のようにこれを建て直す。
ダビデ王朝が崩れ落ちた掘立小屋のようなイメージで描かれています。
そういう文脈の中でメシアがついに登場するというのです。

9:12 これは彼らが、エドムの残りの者と、
わたしの名がつけられた
すべての国々を手に入れるためだ。
──これをなされる【主】の御告げ──
王座が再建され、そこに座る方の権威が異邦人諸国にまで及ぶと約束されます。

 

ダビデ契約の追認聖句はこの他にも何カ所かあります。

 

 

これが「ダビデ契約」に基づいて起こるイスラエルの最終的回復の第4の側面「ダビデの王座の回復」です。

 

 

まとめ
Ⅳメシア的王国におけるイスラエル

A.イスラエルの最終的回復の4つの側面
第1の側面
イスラエルの国家的新生千年王国レジュメ(5))
第2の側面
イスラエルの帰還千年王国レジュメ(6))
第3の側面
土地の所有   (千年王国レジュメ(7))
第4の側面
ダビデの王座の確立(今回の千年王国レジュメ(8))

 

 

 

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千年王国レジュメ(9)2018年1/13
Ⅳメシア的王国におけるイスラエル B.イスラエルの最終的回復に関する他の特徴 1.国家としての再統一 2.異邦人の注目の的 3.正義、聖潔、平和、安全、楽しみ、そして喜び へ

 

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練馬桜台聖書フォーラム

代表 :南 知之

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