【恵比寿マンディのお知らせ】(2017.08.31)
沢田美喜は、1901年9月19日、三菱財閥を創立した岩崎弥太郎の孫娘としてこの世に生を受けました。生家は真言宗でしたが、聖書に出会ったことでその後の人生は一変します。
クリスチャンで、外交官の沢田廉三氏と結婚し、同氏の赴任先のイギリス・フランスで無私の奉仕の在り方を体験します。
戦後の混乱期のある時、汽車の網棚から包みに入った赤ちゃんの死体が落ちてきたのを目撃した彼女は、「私を必要としている子どもたちのために親になってやりたい。」と決心します。
私財のすべてを投げ打ち、ホーム建設に精魂を傾け、世間の冷たい視線をものともせず、大磯に混血遺児の養育施設「エリザベスサンダースホーム」を設立します。
彼女は子どもたちと寝食を共にし、母親代わりに面倒をみるなど情熱を捧げ、心ない人々の中傷や人種差別と闘い続けました。ねむの木学園創設者・宮城まり子さんの沢田美喜評が印象的です。「彼女は、ライオンのように困難に立ち向かい、羊のように子どもたちに接した。」
さて、9月4日(月)の恵比寿マンデイは、13時から15時までの間、新装なった恵比寿カルフール(Cルーム)で開催いたします。皆様のお越しをお待ちしております。