熊本聖書フォーラム

熊本地震続報 4月26日

2016.04.26

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熊本の近況をお知らせします。

4月24日の日曜日は、熊本聖書フォーラムの集会を行うことができました。時折、小さな余震の揺れを感じながらの中、「きょうまで守られ」の聖歌を賛美し、主の守りに一同で感謝をささげてから、中川先生のメッセージ「メシアの生涯」から「枯れたいちじくの木」を学びました。「祈って信じれば、そのとおりになる」という箇所をどのように理解すればよいのか、私たちが経験する苦難の意味とも合わせて、今私たちが置かれている状況の中で必要な教えでした。中川先生を通して語られたメッセージが、時間と場所を超えて、今の私たちに平安と力を与えてくださいました。

交通網がきびしい状況ですので、熊本市内在住のメンバーだけでもと思っていましたが、福岡県みやま市から田崎 亮兄、竹田利幸兄とお嬢様の美香姉の3名、鹿児島県大口市から村田和代姉、東京から熊本県玉名市に介護帰省しておられる渡辺昌子姉、計5名の遠隔地からのご参加が加わり、熊本市内在住の野村陽子姉、緒方紀代美姉、池本君代姉、そして私とゆかり、合わせて10名の集会でした。

村田姉は、前日の23日土曜日に熊本県南部の水俣市の教会の方々とともに熊本市の震災現場にお越しになり、日帰りでボランティア活動をされたとのこと、その翌日の熊本聖書フォーラムの集会のため、あらためて熊本に来てくださいました。帰りは交通渋滞と休憩をとりながらで、4時間かかったそうです。そこまでのご苦労をいとわずに、共に主を賛美する集いに加わってくださること、このような主にある交わりをいただけることを本当にうれしく思いました。

また、福岡県みやま市から来られた兄弟姉妹からは多量の飲料水やおいしい和菓子や手作りのケーキなども頂戴しました。飲料水は早速、ご近所のお年寄りのご家庭にお届けして、とても喜ばれました。

4月25日の月曜日、週が明けて復旧作業が本格化しました。私の地区に来たゴミの収集車は「広島市」の車両でした。このように他県からの応援もいただきながら、復旧が進んでいます。町の中は、電気・ガス・水道の事業者の車、廃棄物を運搬する事業者の車、物資を運ぶトラック、応急修理の資材を乗せた建設関係の車などでいっぱいです。とくに昨日は、給料日の25日とあって金融機関が混雑し、加えて雨のため車両が多く、すごい渋滞でした。コンビニやスーパー以外の店、たとえば、レストランなども営業を再開するところが多くなりました。

本日、4月26日の火曜日、余震は随分と減ってきて、そして揺れにも慣れてきて、県民の寝不足が解消されてきたようです。今朝は雨があがり、夕方までは曇り空の予報、夕方からはまた雨になるとのことで、今のうちにということで、あちらこちらで掃除や後片付けが行われています。ほとんどの学校が休校なので、子どもたちも手伝っていました。

青木兄とオリーブの家のファミリーは、きょうの午前中は事務所移転先の掃除や荷物の整理、昼食を避難先の教会に戻って食事と休憩のあと、午後はオリーブの家に行って居室や食堂の片づけ、ファミリー各自が自分の居室の洗濯機を使って洗濯をし、その間ユニットバスで風呂またはシャワーを使う、といったスケジュールだそうです。青木兄ご夫妻、元気に明るくしておられますが、疲れがかなりたまっていますので、ご健康が守られますよう、お祈りに覚えてください。全国の皆様のお祈りと支援に心から感謝いたします。

熊本より 清水誠一

熊本聖書フォーラム

代表 :清水 誠一

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